前置き
sora tob sakanaの1stアルバム『sora tob sakana』に収録されている14曲のうち冒頭のインスト「海に纏わる言葉」を除いた13曲で好きな曲ランキングを発表します。
下位からの発表ですが本当に全曲大好きで100点満点中80点くらいからのスタート(というような雰囲気)だと思ってください。
もう説明不要の名盤って言ってもいいですよね?
ライブは10回くらい観ました。
リルネードに続いて二つ目の全曲ランキングです。
sora tob sakana『sora tob sakana』(2016)
ランキング
13位 帰り道のワンダー
ライブで見た時の印象が強いです。ひらたく言えば盛り上がります。
オサカナちゃんのライブなんて全曲ぶち上がりですが、なんと言うか、盛り上がります。
すごく楽しい曲です。
アルバムには緊張感の高い楽曲も多数あり、この曲のような底抜けに明るい曲調が9曲目に入ってくる息抜きという点で大好きです。
ただ珍しい曲調なだけあってオサカナちゃんの曲を聴きたいと思った時にピンポイントでこの曲が選択されることが少ないのでこの順位になりました。
すごく好きなんですけど...言うまでもなく絶対にこのアルバムに必要です。
12位 新しい朝
エレキとボーカルが重なるメロディから裏打ちのビートでグイグイ進むスピード感が気持ち良い曲です。
速く短く潔いのでそういうソクがある感情の時に聴きたくなります。
落ちサビ。
11位 Moon Swimming Weekender
バチバチのギターリフからスキーで勢いよく滑り落ちるようなシンセバッキングの風速、これは羽音を立て地上を飛び立った鳥が滑空している時の感覚に似ているのでは、と思います。
鳥でも、電車でも、水流でも、高速で動く何かに連れていかれるような不思議な力が、この曲にはあります。
10位 My notes
オサカナちゃんらしいサウンドの王道だと思っています。
ギターリフも落ちサビの鍵盤もサビの滑らかなメロディも...全部そんな感じで丁寧に楽曲へ貢献しているような。
どうしてもこれから挙げるもっと上位の(特定の)曲と比較しやすい雰囲気ではあるのでこの順位です。
僕にとってはこのアルバムで最も聴き込みが遅れた曲かもしれないですね。
9位 クラウチングスタート
ポップでかわいいアイドルソングを聴く時の快感のツボをゆっくりと推されているようなオサカナちゃんにしては少し控えめな曲調です。
すごく丁寧に愛したい楽曲です。
擬人化したらだいぶあざとそうな表情を見せてくれそうで笑顔になります。
8位 Summer Plan
シンセもエレキもアコギも清涼感たっぷりめの軽いフレーズがとても心地よい曲です。
全体的にサッパリしています。
"夜の足音が聞こえてきて
読みかけの本に栞をはさむ"
こんなフレーズから始まる歌詞でワクワクしないわけがないです。
夏のくたびれた夜が良いです。
7位 夏の扉
SEからのアルバム冒頭にどう考えても完全に正しいとしか思えない最強のオープニングです。
ジャケットの写真のイメージは特にこの曲のサウンドから引き出されます。
それほどアルバムで象徴的な一曲だと思います。
この曲を聴けばいつだって走り出したい気持ちになります。
砂浜を越えて夏の海まで駆け抜けろ!
6位 まぶしい
リフ一発と強めのドラムの絡みが最高の曲です。
イントロからAメロまでフレーズが引き伸ばされて最高が長く続く構成がさらに最高。
あの最高のフレーズから落ちた感覚も全くしないサビのメロディのハマり具合も素晴らしいです。
ストリングスのアレンジも内へ内へと向かうエネルギーを感じるギターリフに外側への力をもたらすスケールを持った完成度としてのバランス取りのため一役かっています。
5位 おやすみ
美しい曲です。
考えているのに諦めているような。悲しいのに達観しているような。それでもニュートラルでいようとするみたいな。そんな感じです。
温度感が低くてすごく好きなんですよね。
クールって言ったら大雑把で、センチメンタルって言ったら深読みで、やっぱりなんかそんな感じです。
歌詞も音も全てすごく好き。
これを狙って聴きたい時が確実にあります。
4位 ケサランパサラン
オサカナちゃん流のチップチューンです。
この曲はとにかくBメロとサビ後のコーダがめちゃくちゃにかっこよく、元々のチップな雰囲気と混じったココが本当に大好きでうおおおおとなります。
ぶち上がりイケイケアレンジです。
その二発のアレンジで4位です。当然です。
ココが好きでこの曲を聴くぞと思うことがとても多いのですから。
3位 夜空を全部
アルバムの中で最もツヤを感じる楽曲です。
これでもかと音像がきらめいています。
この曲は昼間に聴くのもまた良いんですよね。
2位 魔法の言葉
魔法の言葉を聞くと胸がぎゅってなります。
同時に、サビで、"ちょっとだけ悲しい気持ちになっても大丈夫"と聞こえてきます。
1位 広告の街
sora tob sakanaの「広告の街」はロックをやるインディーズアイドル、いや、アイドルソングの金字塔でしょう。
特にこの曲にはオサカナちゃんの歌唱がぴたりとハマっているように思います。
衝撃的で隙のない完璧な一曲です。
この順位が変わることを想像もできない一位です。
ところで地上波で披露されたの嬉しすぎましたよね。
何がしかの革命が起こりかけるわずかな香りを感じた最高の一瞬でした。
オサカナちゃんたちは確かに凄かった。
感想
本当に好きな曲しか収録されていなかった。
ふぅちゃんに言わせてみれば、悔いはないね。
以上です。