続きといえば続きです。
一緒に青春しませんか?と言われて、それを達成してしまったので、もうそこに何か求めるものがなくなった。少し前まで、本当はずっとこのままの気持ちが(寂しくも)続けばいいのにと思っていたはずなのに。もう青春は記憶だけのものになったみたいだ。10代の嫌な記憶が消え去ることはないけれど、tipToe.と一緒に過ごした20代は、様々な場所で、素晴らしい風景を見たという実感が昔のトラウマに纏わる瞬間を上書きしてくれた。
tipToe.のおかげで、人間にはこんなにも美しい思い出という記憶が存在するのだなと、そんな可能性が秘められているのだなと信じられた。いや、説得してもらった。彼女たちの存在は、現実と自分の苦悩とを切り離せなくても、切り話してみようと思えた理由であり、そうして見たあらゆる風景は美しくて、自分の記憶に対する不在を優しく意識していた。
初めてのステージを見てすぐに2期の推しメンはあいりさんに決まったこと、強烈に覚えている。でも本当はメンバー発表があった時からもう、あ、tipToe.になるべくしての子だと思っていた。ライブで(チケット外れたのでオンラインですが)あなたが推しメンなのかぁと思わされたところもある。最初から歌声が好きだった。
たぶん2期は途中から見ていたらりんちゃんを推していたと思うけれど(おそらくこの感覚に間違いはない)、これは最後のソロイベに若干無理をしてでも行って思ったことでした。直近のリリイベと合わせて2回だけ浮気(多くのオタクが言うところの)をしてみたけど、白状すると、実はちょっと自己陶酔ぎみの感情が支配してくるようで、というか、気持ち良かった。別にそのことをあいりさんに言ったり、ほかの誰かに言ったりもしていなかったので、さらにというか、そういう笑いを取ろうともしたくなかったので...その時の特典会でかけられた言葉は歯ぎしりだったらグギギギと音が鳴るくらい今でも噛み締めている。月見ルが好き。絶対にツードリ。同じ週の"とーく"ではなくこっちを選ぶことは1期を推していたからこその決断だった。それは確実にそう。
ファンクラブのめみちゃんの配信、本当に良かったですよね。本当は3年やり切りたかった。って本当にそうよ。彼女にしてみれば、今ならそれができるという気持ちは強かっただろうし。あれからのイベントには行っていないけれど、あれからも楽しく活動できているようで嬉しい。
宮園氏の速報が届き、ざわつくTL。何が起こるかわからない。tipToe.の節目や特殊なライブにだっていつもそう思わせてくれました。まあいつも通り楽しめるんだけどね。どうなるのかなぁ。ワクワクです。
ラストライブを見た人ならばみんな記憶に残っているであろうあらんちゃんのMC。僕ら(いわばオタク)はあの言葉についてよく考えなければならないと思う。忘れない。
sora tob sakanaの曲に"君の瞳に映ってる 世界はあまりにも青い"という歌詞がある。
《透明な怪物/sora tob sakana (2017) [cocoon ep]》より
僕はアイドルからのメッセージを群衆の中で、目の前で受け止めたかったけれど、アイドルの近くにいたい、近寄っていきたいという感情はあまりなかった。(希薄だった。)
だからアイドルから受け止めた多くのメッセージによると、どうやら君(あなた)が見ている風景はあまりにも青いのだろうなと思いを馳せていた。
荒井由実「卒業写真」における"あなたは私の青春そのもの"が僕のアンサーになる未来が在るとは、僕の一度きりの人生でそう思えるとは信じられなかったよね?
《卒業写真/荒井由実 (1975)[COBALT HOUR]》より
一筆書きで疲れたので今日はここまで。続きはあるかもしれん。例のサントラを聴きながらiPhoneのメモに書きました。寝起きで。