リルネードのフルアルバムが全曲超最高という前提で好きな収録曲の全曲ランキングを発表したい

リルネードのフルアルバム『Rirune!Rirune!Rirune!』に収録されている16曲のうち冒頭のインスト「Overture」を除いた15曲で好きな曲ランキングを考えてみました。

下位からの発表ですが本当に全曲大好きで100点満点中80点くらいからのスタート(というような雰囲気)だと思ってください。

 

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15位 夏のレコードがまわりだす

"オリジナルがいい"や"秒針よりも少し早い速度で"などの軽めに出したアナログレコード感は現代のブームに寄り添ったオシャカワというリルネードのコンセプトにピタリとくるように思います。

そういうのをゆるく取り入れちゃうのがイイよねってテンション感も好き。

テーマのシンセフレーズや間奏のピアノソロに少し物足りなさを感じていることがこの順位だと思った素直な理由です。

と、言ってもすっごく好きな曲です。

茶店のドアが開き、カランという音が鳴れば、"オーダーはアイスコーヒーで"、さっきまでの猛暑を少しだけありがたく思うことだってカワイイ、そういうわけです。

 

14位 ぎゅっとして!

シンプルで爽やかなギターポップがアルバム後半に配置されていることで胃もたれを防いでいる、そのような立ち位置の楽曲だと思っています。

アルバムにおける役割をしっかり感じられるところが好きなポイントです。

とはいえすごく素直なギターポップは素直なギターポップでオシャカワ感は若干少なく、この一曲だけを取り上げて上位に置く感覚もあまりないため、この位置になりました。

"ぎゅっとしてね だれよりもぎゅっとしてね"というサビのメロディと歌詞と歌唱の可愛さはもう本当に最高でしかないです。

ここが"抱きしめる"だとなんか違う、この感覚に説明をする必要なんてあるのでしょうか...

 

13位 ラッタパリニャ

サビのメロディが超キャッチーですごく楽しい曲です。

一回聴けばすぐに口ずさめるはずです。

ラテンやボッサのテイストに強めのブラスが乗っていてアルバムに一曲は必要な好きな曲だという印象です。

私は情熱的な感じの曲があまり得意ではなくて、オシャカワとの相性とかを考えてしまいます。

しかしそれは私のストライクゾーンがまだまだ狭いのであって、これからきっかけがあってもっと好きになる可能性を感じています。

オシャカワってホント良い言葉だなって思いました。

 

12位 王道的なLOVEソング

恋してます!という押し付けがましさがむしろ超かわいいに昇華したどこまでもストレートに突き進む楽曲です。

推進力たっぷりのサビで駆け抜けるカワイイには、眩しい〜〜〜と言うほかないでしょう。

"SNSこっそりと見てる私 なんか嫌い!

(中略)

へたれな私もういやだ!!"

こうして、私、自分が嫌いというマインドがカワイイと思う要素です。

そこまで深く悩んでいないように見えるインスタントな感情であるところがオシャに重要なポイントを与えていると思っています。

...。

僕は何を分析しているのでしょうか。

しかしそれももう今更で、カワイイが好き、それだけです。

 

11位 今夜、ロマンチック劇場で

ホンキートンクな鍵盤はオシャカワに使えるよな〜良いな〜と思った曲です。

全曲そうですが、特にこの曲がアルバムに入っていないイメージはつかないです。

サビの歌詞を引用します。

"今夜連れて行ってロマンチック 

わたしでしょ?キミのヒロイン"

"どんな映画よりもドラマチック 

キミでしょ?運命のダーリン"

ここがベッタベタの王道オシャカワ感たっぷりで最高です。

オクターブのフレーズからジャジーになる二部展開のソロも好きです。

"お話は続く"で曲が終わる圧倒的な解釈一致はもうこれしかないだろという感覚です。

 

10位 純白のリルネード

サビ前の"ちゅっちゅっちゅるちゅるっちゅ〜"がとんでもなく可愛すぎます。

まずこれだけでこの曲は大好きです。

裏拍で跳ねるエレキやドラムも超グッドなアクセントになっています。

目をつぶればステージで華麗に魅せるアイドルの姿が脳裏に浮かびます。

雑誌のテキスト風に言えば美カワでしょうか。

ドゥビドゥバにクールなギターソロが乗り、最後まで新しい魅力をアピールしています。

 

9位 フォークソング

余裕を持たせたサウンドにノスタルジックな歌詞としっとりした歌唱のマッチングが素晴らしい楽曲です。

全てのトラックが無理してフレーズの間を埋めていないように思えるゆとりにホッと安心感を覚えます。

家に帰って落ち着いたらまず聴きたい曲です。

片手で傘をさした雨の日は手を繋ぎたいのか...くぅという感じです。

しっとりな可愛さも良いでしょって聞こえてきます。

ため息が出そうなのですが、"きっとそれがねえわたしの大正解なの たぶんね"です。

 

8位 Sweet Second Date

全体を包む軽い感触のサウンドがオシャカワど真ん中。

とてもバランスが良く、印象的なメロディの可愛さをしっかりと大きく引き立てています。

"とびきりプレイリストで 恋も加速希望"

"キミに会いたい キミに会いたい"

どんなプレイリストなのでしょうか。そんなことが気になってしょうがないです。

"悩み抜いたコーデに 長めのバスタイムで完璧"

デート前という設定はなぜこんなにトキメキを与えてくれのでしょうか。一番可愛い瞬間はあの子だけが知っているのです。

......。

 

7位 オトメ・オルメタ

イントロからぶっ飛ばす古典的なロックリフとソロがサイコーーー。

リフがメロディと絡む"アレダメ コレダメ ソレダメ 今日のツメ ラメラメ"の部分が本当に素晴らしいです。

ネイルをした爪をラメラメと表現し、歌詞も非常に凝った仕上がり。

全体的に女の子パワーーーという感覚になる強めの歌唱も好き。キュート。

アウトロでもリズムに変化ありなのが聴きごたえばっちりの嬉しさです。

 

6位 クレイジーアラーム

弦と鍵盤のコミカルなイントロがドキドキのオシャカワで最高の曲です。

この楽曲のBメロの歌詞とメロディと歌唱はリルネードの楽曲の中で最上級に可愛いフレーズだと思います。

まずは1Bです。

"ねらったワンピ セールでゲトる

ああ 嬉しい 嬉しい 楽しい 楽しい 

幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ 世界平和"

ほしかったワンピをゲトり、その最高の気持ちを形容の連打から超拡大解釈の世界平和まで持っていくこのワレを忘れた極端な感じがとっても可愛いです。コミカルなフレーズとの相性が良いです。

次に2Bです。

"ジャケ買いマンガが めちゃおもろい

ああ 嬉しい 嬉しい 楽しい 楽しい 

幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ 天下泰平"

もう本当に最高です。

今の気持ちをここまで単純な言葉で連呼されるとこんなにも爽やかな気分になれるなんて。

サビはアイドルになりたい!アイドルになったよ!というテーマです。

これも王道であり、アイドルのアルバムで必要となってくる様式美のひとつです。

 

5位 恋愛ちゅー

この楽曲がアルバム最後に待っています。

このアルバムを最後まで聴く価値があります。

最後の最後に、砂糖あまあまの、食感フワフワの、ソーダシュワシュワの、そんなスイーツたちをお腹いっぱいでもう食べられないことに笑いつつ、いただきます。

エレクトロな音像とチップな音色とコミカルな歌唱だけで徹底されたカワイイに包まれます。

この2分半ならキラキラに装飾されたカップラーメンもちょっと硬めで食べられます。

もうこれ以上食べられません!

いえいえ、まだまだあります!

照明ストン!ケーキドン!

恋愛は別腹という言葉が思い浮かびました。

 

4位 ふたりのサマーデイズ

ふたりのサマーデイズはリルネードの中で僕が最も好きなサビのメロディを持っています。

それ以上でもそれ以下でもなく完全に好きでしかないサビのメロディが良いんです。

ここの可愛いメロディが聴ければもうそれだけで幸せです。

もう多くのことを語る必要もないです。

ああ 嬉しい幸せ 嬉しい幸せ 世界平和!

 

3位 もうわたしを好きになってる君へ

アイドルには特典会という特殊なシステムが存在しています。

ライブ終了後、さっきまでキラキラとステージに立っていたアイドルに直接感想を伝えることができます。記念に写真も撮れます。

...なんて素敵なシステムなのでしょうか。

僕は特典会に参加する度に、毎回そう思います。

さて、もうわたしを好きになってる君へは、ひらたく言えば、会いに来てよ〜という曲です。

サビの歌詞をまるごと引用します。

"もうわたしを好きになってる君へ

いいたいことがたくさんあるんです

例えばもっと

好きになっちゃっていいし

答え合わせもしたい

もうわたしを好きに決まってるんだけど

だから思い出に残してあげたいじゃない

わたしを好きで

ああよかったなって

あと少しでわかるから!"

SNSでも動画サイトでもライブでも何でも良いんですけど、この子良いな!と思って特典会へ行くわけじゃないですか。

この曲からは、その良いと好きの答え合わせして、写真に残して、ちょっと好きになっても後悔させないよ!というメッセージを感じます。

僕はこの曲を聴きリリースイベントに参加したのでした。

出不精を現場に出したのはもうわたしを好きになってる君へという最強の音楽だったのです。

 

2位 ラビンNν

跳ねるエレキとウォーキングベースとちょっぴりジャジーな鍵盤はリルネ流オシャカワの定番であり頂点、もうこれでイイじゃん。

そんなふうに思う、オシャカワ教科書の総まとめ問題的音楽性に何となくの理系歌詞がキラッと乗っかる小気味よい楽曲です。

素晴らしいです。

リルネードの曲を知らない人へどれか一曲紹介するならば、僕は必ずこれにします。

 

1位 東京プリンセス

印象的な冒頭、ボーカルのみの"可愛くなっちゃいます?"から始まり、ガラスケースの中からくる選んでという感情、背伸びしたメイクで鏡を見た自分に恋する感情、結局一目惚れのあのワンピを選ぶ感情、そして自分が主人公なのだからわたしらしく笑顔でいようというありきたりなメッセージで終わる軽めのテーマ性、全てがタイトでもオーバーサイズでもないちょうど良さを感じるオシャカワだと思います。

リルネードの曲ってそういうサイズ感です。

ふわっとしているストリングスとのマッチングやそのままソロも担当している雰囲気が大好きですし、勢いのあるCメロやラストのサビから拡張した副サビが素晴らしい展開を見せてくれます。

アルバムを聴けば聴くほどゆっくり好きになっていったタイプの楽曲です。

1位ですから、当然、今ではアルバムで一番好きな曲です。

 

 

 

本当に好きな曲しか収録されていないアルバムでした。

オシャカワで表現するだけでサラッと聴けるといいますか、暑苦しさが少なく、ちょうどいい温度を感じることができる音楽性だと思いました。

アルバム後の新曲も解禁され、これからのリルネードも楽しみです。

 

おわり