オレ的宮野弦士ワークスアイドルソングベスト3 2022

オレ的宮野弦士ワークスアイドルソングベスト3 2022

 

オールタイムベスト

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今年のランキング

3. days ~キミだけがいない街~/東京女子流

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女子流&宮野印といえば「kissはあげない」を思い浮かべます。

2018年の衝撃から、そしてあれからも宮野さんの楽曲を聴き続けていると、この曲はかなり攻めていたと振り返ることができます。それは女子流が当時から攻めていたという意味で、それは「days ~キミだけがいない街~」が収録された今年のアルバム『ノクターナル』における到達点、集大成感にアイドル楽曲界隈からの賞賛の声がやまないことに共感を禁じないことです。

さらに『ノクターナル』収録楽曲の作編曲に「宮野弦士」と印されたものが1曲しかないことは一抹の寂しさを感じさせますが、それに近しく、やはり、フィロソフィーのダンスのことを思い出さずにはいられません。

確かにフィロのスのオリジナルアルバム(2016,2017,2019)は完璧な作品でした。

エクセルシオール』においてはこのサウンドの方向性でこれ以上の作品が出ることは10年のくくりであるのかと思うほどでした。

私は今一度2014年に女子流がリリースしたアルバム『Killing Me Softly』を聴いています。2016年からアイドルソングを聴き始めた後追いではありますが、女子流の曲はこの頃から、もっと言えば初期からずっと油がのっていました。

アイドル楽曲大賞で登壇者をつとめられている宗像明将さんは毎年このようなことをおっしゃります。「楽曲大賞ではブラックミュージックの要素がある曲が評価されやすい」

これは正しく、少々偏った分析かもしれません。しかし私たちが楽曲派と名乗り、楽曲派と命名し、評価されること、それらのシーンに最も近い感覚なのではないのでしょうか。

アイドルソングという国内でもかなり狭いシーンに存在する楽曲派という不思議ラベリングはアイドルと音楽の関係性をとても面白く表現していると思いますし、今はそう言うしかないという爽やかな諦めをも感じています。

2022年基準から、日本のアイドルシーンが作り出した独自のくくりで最もその中心に位置している作品が東京女子流『ノクターナル』でしょう。このアルバムに宮野弦士さんが参加していることの強い意義、近年、サウンドもジャンルも大幅にスケールアップしている宮野さんがシーンの中心にいたことを「days ~キミだけがいない街~」一曲だけで示した傑作です。

もうアイドルソングベスト3と言わず、宮野弦士楽曲大賞を開催するべきかもしれません。ドナルド・フェイゲン「ナイト ライト サイド」も「TOKYO WATASHI COLLECTION」も「水色のSunday」も世界一良い曲 2022でした。ありがとうございます。

2022年、宇多田ヒカルは傑作アルバムを出しました。山下達郎の新作はいつも通りオタクでした。

国内の音楽シーンとゆるやかに同期する、それは女の子が憧れの人を後ろからゆっくり追いかけていく"可愛さ"と重なるのでしょうか。私は今年もそういった気持ちで推しメンの推しメンを楽曲派として眺めることがありました。

イントロは#スネアデカい選手権のGuy「Do Me Right」から宇多田ヒカル「Automatic」まで、近年ではたとえばさよならポニーテール「みえないフレンド」をポップにくくるような安定のドラムです。

ロバータ・フラックに始まり、2014年の女子流を経由し、山下達郎の新作まで変容しつつも通底してきたSoftlyという意味を追いかけることが私のアイドルソングオタクとしてのまっぐな感覚なのかもしれないと思索にふけています。

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2.透けるインサイド/SAWA

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私にとって今年はSAWAさんの楽曲を「アイドルソング」で評価することに意味があります。

SAWAさん主催のイベント「サワソニ」に推していたアイドルグループが出演していました。きとかのです。きっと誰かの秘密兵器から改名し、今年、活動に幕を下ろしたきとかのには私の推しメン、来世最いのるさんがいました。

SAWAさんはきとかのに曲を書いていたわけではありませんが、アイドルイベントでシンガーに出会い、その方の楽曲をチェックすることは楽曲派にとってありふれた現象です。

私は今年、きとかのに楽曲を提供していた中村さんそさんのワンマンライブに行ってきました。

アイドルに曲を書いているシンガーに大好きなクリエイターが関わっていることにアイドルとしての価値を感じています。

これは強引な解釈かもしれませんが、私にとってアイドルソングとは、まず軸として自分のことをアイドルだと言っているあるいは思っている人が出す音楽、または、シーンとしてリスナーが[アイドル/アイドルソング]だと思っている[人が出す音楽/音楽]だと思っていることが理由です。

さて、渋谷系テイスト溢れる「透けるインサイド」はRYUTist「青空シグナル」と共鳴し、沖井さんがどう表現するかはわかりませんが...笑 とにかく強い説得力があります。それは宮野さんが沖井さんに言ったように、私も宮野さんにそう言いたいのです。「ストリングスのフォール」←なんだか懐かしいような

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1.TUNED!/さよならステイチューン

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フィロソフィーのダンス「シスター」の落ちサビでJamiroquai「Virtual Insanity」のイントロが引用されたことは記憶に新しいです。いつまでも新しいです。イントロをイントロに使い回したわけではありません。それは完全に私の思う宮野さんでした。

シティポップの大きすぎるシーンは徐々に音を変えて行きました。

Suchmos「STAYTUNE」から遡った山下達郎「SPARKLE」まで、笑ってしまうくらい音色の異なるものまでシティポップとして成立してしまう巨大な力が動いていた数年間でした。

さよならステイチューン「TUNED!」のイントロはラジオパーソナリティに扮したメンバーの声からTATSURO YAMASHITA「SPARKLE」風のあのギターカッティングから始まります。

今回は『COME ALONG Ⅱ』でした。ニクいです。DJ:KATSUYA KOBAYASHI & KAMASAMI KONGはDJ:さよならステイチューンに、ベストヒットUSAはベストヒット☆STAYTUNEDになり、アイドルソングがシティポップ(と呼ばれるもの)に可愛く接近できたことを表しているのではないでしょうか。

私はそこにまた、あたためて来たものをゆっくりと、それでも可愛く忍び寄るオルタナアイドル勢の凄まじい音源の公開が行われた2022年の下半期に時代の"状況"を感じているのでした...

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おまけ オレ的宮野弦士ツイートベスト3 2022

3. 

泣ける

 

2.

好きなことを交互にやりたい

 

1.

ずーちゃんの笑顔が好きなんです

 

オレ的宮野弦士ワークスアイドルソングベスト3 2022 おわり