GWアイドルソング備忘録1

 ゴールデンウィーク初日が最悪になってしまいそうなTwitterのおすすめ欄だった。自分も、休みの勢いで気が大きくなることに気をつけなければなと思った。争いの中でもアイドルのツイートは最高にキラキラしていて、SNSのオアシスだ。イコノイジョイみたいなテンション感のグループが今日のライブでお披露目らしい。シャプシャプとフラフラ。どっちも7人組で、もしかしたらメンバーは色じゃなくて音階を担当しているのか?と興味を持ったが、今から焦って原宿まで行くこともないだろうという気持ちはいつも通りで、紆余曲折の音源探しがあり、結果、原宿駅前パーティーズNEXT「Driving My Love!」に辿り着いた。
 ライブアイドルソングのディグはIDOL DIAGRAMによって少しだけ体系化され、私はFlutter♭、mai mai、LiKE(原宿駅前パーティーズNEXT)から石井優希さんの歌を聴いていくことになった。

 

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Driving My Love! / 原宿駅前パーティーズNEXT (2017)

作詞: 昆真由美
作曲: 藤本貴則

 

 良い。これがグループとして一曲目だったらしい。ざっくりめなギターのストローク、妙に明るいユニゾンのボーカルと合うほんの少しだけ黒いベースが好きな王道J-POPで、声を立たせるための強いキメやとりあえずのHey連発が過剰で味わい深いというアイドル性に思える。サブスクで検索をしても出てきた曲は杏里だ。こちらも久しぶりに聴いて、あまりの名曲に震えた。
 mai maiに関しては「雨に唄えば」をジャズ系のアイドルソングという括りで以前から好いていて、石井さんの新しいグループの楽曲をチェックする理由も明確になった。
 新旧も国も問わず大量の音楽を聴きまくっていると訳わからなくなるのは当然で、自分が楽しくアイドルソングを聴いていくにはその日だけでも軸を決めておきたい。
 彼女のTwitterを見た瞬間、あの、グラビア画像を“楽曲派”と表現するオタクのように、もしかしたら自分もいつかそうなってしまうのか…とちょっと怯えたりした。それでも、ライブに行かなかったし、応援のためにデジタル写真集を買うべきなのだろうか。もしかすると”応援”は最高の言葉かもしれない。雑誌を新譜と言った自分を思い出した。どうすりゃいいんだ。